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なんとも言えない首まわりの不快感
「ふぅ…なんだかコリがひどくなってきたような…」
でも、
「肩コリとは場所がちょっと違うような感じだし、
なんとなくここらへんが重だるい・・・」と
首の付け根(背面)を指し示す方が
結構いらっしゃいます。
実は・・・私も長時間座っていると、たまに同じ症状が出てきます。
結構つらいですよね。これって・・・
問題を起こしている筋はなんだろう?
首を起こしてしっかり前を向いた状態を
維持する、もしくは上を向いてお月さまを見るといった動きをする場合、どんな筋肉が使われるのでしょう。
ここで頭に入れておかなくてはならないことがあります。
それは「頭」です。頭の重さです。いろいろ言われていますが、
だいたい人間の頭の重さは体重の8%くらいなので成人で5kg程度で
しょうか。垂直方向への(つまり真下への)支持性はある程度、
骨格でカバーできますが、前後方向・横方向への揺らぎには
どうしても筋肉の作用が必要となります。
ではこの場合、傾きかけた頭を「よっこらしょ」と元の位置に戻そうと
する場合、首の骨に付着している筋肉のもう一方はどこらへんに
付着していると効率よく筋を働かせることができるでしょうか?
実は、首の付け根(ちょうど肩の高さくらい)よりも下に付着している
必要があります。下図は首の骨と頭蓋骨に付着し、もう一方の端が
背骨に付着している板状筋という筋肉の走行です。
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首ってもう少し長いのかも!
よく使われる「背骨」という言葉は
総称です。
首、背中、腰でそれぞれ
頚椎(7個)、
胸椎(12個)、
腰椎(5個)という
名前がつけられています。
一般に「首」と呼ばれるのは7個ある頚椎の部位です。頭・首の動きと
連動して、実は胸椎の上3個分も、わずかではありますが動きます。
外見上は肩の高さくらいまでが首と呼ばれるところですが、
背骨を機能的にみると、10個くらいが頭と首の動きに連動しています。
機能的にみると首はもう少し長いのです
あくまで左の図の「10個」は目安です。
個人差が当然ありますし、頚椎7個だけで首の動きをカバー
していても何の症状も出ない人もいます。
胸椎の一番目から肋骨が加えられます。もし人間に肋骨が存在
しなければ、カラダはグニャングニャンに動きます。
でも心臓とか肺をしっかり保護しなければならないので、ある程度
背骨の動きを制限しなければなりません。
つまり、上部胸椎は頚椎と一緒に「動きたい」のに、肋骨があるため
に動きを制限されています。上部の胸椎は制限が加えられている中で
一生懸命に動こうと頑張っているんですね。
さあ、ここで想像してみましょう。
パソコンの前に座っていて、両手を机の上にのせてキーボードを
カチカチ叩いています。両手が机の上で固定されている状態、
肩甲骨も動かさない状態ですと上部の胸椎は半固定状態に
なってしまいます。
でも、首は入力ミスのチェックなどをするたびに前後に動きます。
動くべきところが動かないと、どこかに負担がかかってきます。
それは、動きの多い頚椎と動きが制限されている胸椎の
接続部分です。もっと簡単に言うと、肋骨が付いていない骨と
肋骨が付いている骨の接合部分です。専門な表現だと
「頚胸移行部」と呼ばれるところです。
冒頭にあった症状をお持ちの方は、この部位の機能不全をケアして
あげることがとても重要になってきます。
そして、首の筋肉だけにアプローチするのではなく、紹介した板状筋も
忘れずにケアしてあげることが大事です。
当院では、上記の考え方に背骨のS字カーブの
状態も考慮して、腰から背骨の状態を
検査していきます。場合によってはもっと下に
ある、股関節、膝関節、足関節からケアを
していきます。
「急がば回れ」ではありませんが、いっけん遠回りに
見えても、全身をケアすることが症状改善の一番の
近道ということもあります。

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