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様々な原因が考えられる腰痛
腰痛の原因は様々で多種多様ですが、大きく分類すると
次の3つに分類できると思います。
①腰背部・腹部・骨盤部の問題で生じる腰痛
②内臓、骨や血管などの疾患による二次的な腰痛
③心理社会的な要因で生じる腰痛
カイロプラクティック適用の腰痛は?
特に、腰背部・腹部・骨盤部の「機能障害」で生じる腰痛は、
カイロプラクティック治療の効果が高いと思われます。
このタイプの腰痛の場合は、「一次的」、「二次的」の
2種類が考えられます。
◆機能障害による一次的腰痛
一次的な腰痛とは、
「どう考えても腰のどこかの組織が損傷している」と
判断できる場合です。例えば腰部靭帯の捻挫などです。
このケースですと患者さん自身に思い当たる原因があることが
多いです。「重いモノを持ち上げようとしたら・・・」や
「急にカラダを捻じったら・・・」等の理由ですね。急性期の腰痛に
多くみられます。また、若い頃に交通事故、スポーツでの事故、
転倒などで腰痛を発症した経験があり、その時の腰痛治療を
完全に終えられなかった方に出現することが多い腰痛です。
皮膚に切り傷を作ってしまうと、かさぶたができて、それが
とれた後の皮膚は元のきれいな状態に戻りますよね。
体内でも同じことが起きます。しかし、体内の「かさぶた」は
(あえて「かさぶた」という表現を使いますが)、実はくせもので、
歳月の経過とともに「変性」のきっかけとなり、その組織の
柔軟性を低下させてしまうことがあります。
【例】
過去の交通事故で右側の腰の靭帯を損傷してしまった。
↓
当時の治療で腰痛は消えたが、日常生活に支障の無い程度で
微小な傷(マイクロ・トラウマ)が残っており、その靭帯の損傷は
完全に治癒していなかった。
↓
歳月の経過とともの、靭帯の柔軟性に左右差が生じてきた。
↓
ある時、後部座席の荷物を取ろうとカラダを軽く捻じったら
腰が痛くなり、歩けなくなった。
◆機能障害による二次的腰痛
二次的な腰痛とは、痛みを感じているので、確かに腰部のどこかの
組織に問題があるのですが、その問題をつくり出した
根本原因がカラダの他の部位に存在するケースです。
例えば膝を痛めた後に発症する腰痛などです。
膝をかばって歩くことにより、力学的な負担が腰にかかって
しまった状態です。この場合、根本原因である膝への
アプローチと腰へのアプローチの両方が必要になってきます。
このケースでは「膝を痛めたのが原因かな?」と患者さん自身も
気づいている場合があります。
しかし、自分では気が付くことができない場合もあります。
ご自身では日常生活をおくる上で何の支障もなく左右の
上肢・下肢を使っている「つもり」なのですが、実際に
検査してみると動ける範囲に左右差があるといったケースです。
では、他にご自身では気付きにくいカラダの部位をみてみましょう。
骨盤部を構成する関節
仙腸関節、股関節、恥骨結合の3つの関節は、
カラダを動かすときや、歩くときに必ず
連動して動きます。そしてこれらは
総称して「骨盤輪(こつばんりん)」と
呼ばれます。
あたかも歯車のように機能的に「噛み合っている」状態が正常なの
ですが、これらの関節のどこかに機能不全(動きにくい・ 動き過ぎる)
が生じると他の関節に力学的な負担がかかってしまう。もしくは、
うまく切り抜けられたとしても、負担が上に伝わり、腰にかかって
しまうことがあります。
意外と機能が落ちてしまっている腹筋群

腹筋群と腰痛はとても密接な関係にあります。腹筋がしっかり機能して
くれると体幹の安定性を獲得できるので、腰をかがめる動作において
腰の負担を最小限にしてくれます。
腰椎椎間関節の機能不全 / 仙腸関節の機能不全
この症状についての「考え方」は
カイロプラクティック独特であるかもしれ
ません。これらの関節は関節包で包まれています。そこには神経が通っていて、
「しっかり動いているかな」,「動き過ぎていないかな」と関節の動きを
常にモニターしています。その情報は意識に上がってこないのですが、
関節は常に脳へ信号を送っている働き者なのです。
この働き者が、「もっと働いてしまう」状態があります。それは関節に
「機能障害」が起きている状態です。働き過ぎるとどうなるか?
普段よりも多く信号を送り続けてしまいます。
関節を支配している神経は、同時に特定の筋肉も支配しています。
すると、関節からのたくさんの情報は、お風呂からあふれ出た
お湯みたいに別ルートの筋肉へも収縮を指示する過剰な信号を
送ってしまうのです。この信号が厄介なもので、筋肉がリラックス
すべき時でも、収縮するように指示が出され、慢性的にその筋肉は
緊張状態が続いてしまいます。(参照)
(参照) INTEGRATIVE MANUAL THERAPY FOR BIOMECHANICS

つまり、関節の機能不全が原因で腰部の特定筋が慢性的に筋緊張を
強いられ、その結果、腰痛を発症してしまうものです。
マッサージを受けた後はとても腰が軽くなるのに、時間が経つと
また元の状態に戻ってしまう・・・。
このような方は、関節の機能障害の有無を確認された方が
良いかもしれません。
そして、このような状態の場合、関節へのアプローチを得意とする
カイロプラクティックは非常に効果の高い治療になると思います。
関連痛
ちょっと厄介な腰痛で珍しいケースです。
痛みを腰に感じているのですが腰部のどの組織(筋肉等)にも問題が
無いケースです。この場合、「関連痛」を疑います。

左のイラストのように、カラダの
前面にある筋肉が問題を起こして
いるのに、なぜか痛みを腰背部に
感じてしまうことがあります。
このような痛みを「関連痛」と呼びます。脳が痛みのある
場所を勘違いしてしまう現象です。筋筋膜性疼痛、トリガーポイント
とも呼ばれます。
等々・・・ 他にもたくさん原因と考えられるカラダの部位は
存在致します。習慣となってしまった姿勢、歩き方、カラダの
使い方、そして脊柱の不安定性も、もちろん腰痛を引き起こす
原因として挙げられます。
これらのケースでは、腰部とその原因への2通りのアプローチが
必要となります。

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